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関東支部
7月例会報告「認知症に備える新たな財産管理」
更新日:2016年7月30日
 
■開催日:2016年7月14日木   時間18時30分〜21時
■場 所:東海大学校友会館
■講 師:石倉秀樹氏 公認会計士・税理士
 
7月は相続を専門とする税理士、石倉氏のお話を伺った。いま「認知症」という言葉を聞かない日はないほど広く知られているが、それでも認知症の人の財産管理や相続となると「どうすればいい?」という状態の人が多いだろう。
65歳以上の7人に1人程度が認知症。軽度認知障害(MCI)を加えると4人に1人が認知症又はその予備軍だといわれている。

最近先生はプロの落語家の指導のもと、老人ホームやセミナーなどで小話や落語を披露してみんなの緊張をほぐし、相続の説明へとつなげていらっしゃるという。税理士と落語家とどちらが本業だか分からないほど最近は落語の依頼が増えたと、冗談交じりにおっしゃった。
講義は27ページにも及ぶ資料をパワーポイントを使って分かりやすく進めてくださった。認知症に備えて今のうちから相続のことを考え、準備しておこうというのが主旨である。
認知症は人によって進み具合が異なるが、判断能力があるうちに家族と話し合っておいた方がいいようだ。3ヶ月、半年と経たないうちに判断できない状態になることもあるという。
先生の主なお話は「家族信託」制度についてだった。認知症が進行しても、信頼できる家族に財産の運用・処分を託すことができるという。先生が関わられた事例の成功例と失敗例をお聞きし、信頼と見極めが大事だと感じた。
「相続」が「争族」にならないようにとはよく聞くが、先生が話してくださったこの「家族信託」も「成年後見人制度」も法律的なことをしっかり学び、関係者同士の信頼のもとに手続きが進められなければならないと思った。
竹内瀧子