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関東支部
11月例会報告「無添加パンに命をかける」
更新日:2015年12月22日
 
■開催日:2014年11月11日火   時間18時30分〜21時0分
■場 所:東海大学校友会館(霞が関ビル35F)
■講 師:廣瀬 満雄(ひろせ・みつお)氏[リスドォル・ミツ代表]
 
日本の食は全般に私たちの若いときより添加物が減って、農産物も有機の方向に推移しているのではないか…と私は思っていた。今日のお話を伺うまでは。
 講師を務めてくださった廣瀬氏は、杉並のパン屋に生まれ、東京経済大学を卒業後渡米、カリフォルニアのパラルタラニーカレッジを卒業、パンを作る機械の営業などを経て、81年ミツベーカリーコンサルティングを創立。95年西荻窪に無添加パン工房「リスドォル・ミツ」を出店する。現在も多くのベーカリーのコンサルタントであり、無添加パンの啓蒙活動をしていらっしゃる。氏は無添加パン、ビール酵母パン(天然酵母)、オーガニック、そしてベクレルフリー(放射線検査)にこれまで徹底的にこだわっていらした。
 氏の調査によれば、現在日本で売られているパンのほとんどが、添加物を使っているそうだ。私はパンを買うとその日にいただかない分はすべて冷凍してしまうので気づかなかったが、それらのパンは1週間常温でおいてもカビが生えないそうだ。つまり…添加物としてイーストフード、乳化剤である脂肪酸エステル、グリセリン、界面活性剤などが使われているからだという。これらは癌、動脈硬化、心臓病、アレルギー、認知症などを招くと言われる化学物質である。また昨今話題になっているマーガリンやショートニング(人工的化学構造の固形脂肪)に含有されいる「トランス脂肪酸」も、医学的には体内に入れるべき物質ではないと言われているにもかかわらず、農林省のHPでは「過剰摂取はいけないが、色々な食品をバランスよく食べていれば、健康リスクは低いと推定される」と書いてあるのだ。
 日本の食品表示では防腐剤・乳化剤は表示義務がないそうだ。また完成品になった段階で、「(おそらく)消滅しているであろう物質」は表示しなくてよいそうだ。これらは多分、農林省→天下り検査機関←企業などの密着によるとも推測される、特殊な関係性によるものだろうとのことだ。
 農業に於いても、輸入の小麦粉には遺伝子組み換えが行われているものも多く、特にミックス粉は(小麦より、ミックスされた粉は輸入の際の税金が安い)何が含まれているかわからず、大変危険! らしい。そして、きれいな野菜や果物が店頭に並ぶ日本ではまだまだ農薬が使われていて、本当に良心的な有機農業や減農薬農業をしている人たちは少ないという。
 では私たちはどんなパンを選べばよいの? 廣瀬氏が推奨する「良いパン屋の見分け方」は以下の通りだ。
①チェーン店でないところ
②できればパパママストアであること
③テレビに出ないところ
④広告宣伝にお金を掛けていないところ
⑤内装・外装にお金を掛けていないところ
⑥年齢で言えば40代
⑦店主が外車に乗っていないこと
⑧ベクレル検査をしているところ
 もちろん廣瀬氏の店「リスドォル・ミツ」でお取り寄せもできます。今日のお話を伺ってますます私たちの孫の世代が本当に心配! 身体に害のないものを生産していこうとする人たちが増えてくれることこそが、日本の食の改善につながるという。添加物のない(少ない?)食生活はまだまだ遠い目標なのだなあと思ったのでした。
 廣瀬氏が作った美味しい食パンを懇親会で試食させていただきましたが、なんだか懐かしいような感じの優しいお味……一人一人にお土産もくださり、ごちそうさまでした。
お取り寄せは http://lisdor-mitsu.com/
竹居由紀子