関西支部
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「乳がん患者としての今日、明日」
更新日:2018年4月28日
 
■開催日:2018年3月18日日   時間14時0分〜16時0分
■場 所:ナレッジキャピタルサロン7階
■テーマ:〜リンパ浮腫予防グッズ「リリチャ」開発秘話〜
 
3月例会はブレストフォト®協会会長の石原明代さんにおいでいただきました。
「乳がんの検診を受けていますか?」からお話が始まりました。
石原さんは、大学時代の友人から「あなたも検査を受けておいたほうがいいわよ!」という電話をもらったのをきっかけに検査を受け、自覚症状が全くなかったのに乳がんだと診断されたそうです。頭が真っ白になり、それからの日々は落ち込む一方でしたが、気を取り直して7件の病院をたずねてご自身の思いにかなった方法で手術されました。手術後は、乳房がなくなる・体の一部を失うと“喪に服す”という感情が生まれたそうです。
その後、肩や腕がむくみ(リンパ浮腫)や、しびれなどの後遺症に悩まされました。そして、様々な思いから、手術前の写真撮影−ブレストフォト、治療中の医療帽子ハートリレー、手術後の後遺症で重いものが持てる補助予防グッズのリリチャなどの開発に取り組まれ、販売をされています。特に、補助予防グッズのリリチャは、テレビ番組や新聞にも取り上げられ話題になりました。その売上の一部は各がん活動の協会へ寄付をし続けておられます。
また、乳がんになった人の50%ほどの方が離職されている現状に直面し、雇用促進のお役に立てられるようにと、自らブレストフォト®協会を設立し、区政にも参加するなど多方面で活躍されています。
「がんと正面衝突しないで、自分が笑顔になれる方向に逃避したからいろんなものをつくることができました。自分の中のがんに注視せずできれば逃げ道を正しく笑える方向に探し、これからもがんとお付き合いしていこうと思います」と、最後まで笑顔でお話をされていました。
下村治美