関西支部
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手すき紙による美しい切り絵の世界
更新日:2018年3月5日
 
■開催日:2018年2月23日金   時間16時0分〜18時0分
■場 所:ナレッジキャピタルサロン7階
■講 師:水木寒蘭氏
 
今回は切り絵画家の水木寒蘭氏に、美濃和紙を使った切り絵画について、そしてご自身と切り絵画との関わりについてなどを、持参いただいた素晴らしい作品を見せていただきながらお話していただきました。
柔らかな語り口で切り絵画作品について語られる横で、いたずらっぽく茶目っ気たっぷりな笑顔で、パートナーの北川めぐみさんが説明のフォローをされ、その合いの手(というより 愛の手)の入れ方がなんともチャーミングで温かくて、癒しの空間にでもいるような雰囲気でした。
美濃の手すき紙と呼ばれる、墨の引き染め和紙を使って製作されているという事で、洋紙と和紙の切り具合は全く違う事や、また和紙は色が褪せないし変わらないが、洋紙は色褪せし経年劣化するなど、また 厚みは0.02ミリのものを使っている事なども教えていただきました。
切り絵画家になられたきっかけは?との質問に、水木先生は「僕は元々時代劇の殺陣師でね、立ち回りを教えたり、自分も役者で殺陣をやったり、その中で切られ役が多かったので、切られてばっかりは嫌だ!今度は自分が切ってやろうと思って始めたんですよ」と話され、その気取らないお答えに参加者全員が笑顔になり、一気に先生との距離が縮まったようでした。
今までで一番注文の多かった題材はとの質問には、 やっぱり富士山で、「皆、富士山好きですね。社長室に堂々と飾って一番似合うのが富士山。反対に、注文はあるけど、問題なのが女性の絵。これは、皆、家の自分の部屋で、こっそりと飾る」と、めぐみさんも一緒ににこやかに話されました。(笑い)
そして、海外のイギリスにも切り絵はあって、日本と違うのは洋紙でモチーフはハウス形などで、一箇所をたとえばハウス型の屋根の両端をずっとチェーンのように繋げた形が多いとの事でした。
最後に、力を込めて言われていた事は、「切り絵作業は・・認知症予防にもなるそうです!」という事でした。「医学的にも証明されているんですよ!」と。
そして、目も!。水木先生は 細かな線をずっと近くで見て切る作業を続けられている事で、いわゆる老眼がずっと良くなって「昔より目がよくなってきているんですよ!」と。
水木先生とパートナーの北川めぐみさんとの素敵な雰囲気と、切り絵作業の若返りのお話に、癒しと元気の両方をもらえた素敵な一日でした。
淺田 祥香