関西支部
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プロジェクトの成功の秘訣〜わたしを変えたイナンナ〜
更新日:2015年4月14日
 
■開催日:2015年2月27日金   時間14時0分〜16時0分
■場 所:大阪市中央公会堂 会議室 
■講 師:福井美知子(INANNA会長)
 

講師の福井さんは、現在も企業で現役のデザイナーであり、INANNAの活動に設立時から参加、INANNAの生え抜きとも言える方です。現在は会長ですが、INANNAの活動のみでなく、広く市民活動もされています。本例会では、INANNAとの出会い、活動、そして自身の市民活動とのつながりという観点から話をされました。私(中井)がINANNAの活動に初めて参加したのは1996年5月の関西支部の例会「樂美術館鑑賞」/講師:樂吉左衛門氏 です。その時はじめて出会いましたが福井さんはそれまでにもINANNAの多くの女性たちの中で育て上げられ、その環境の中で現在の自分を培われてきたのだとの印象が残ります。そして、INANNA関西でも独創的な話題を提供。私の記憶に残っているのは、女性の再就職をテーマにした「ふっとべ不況−女性の出番」(於・京都府女性総合センター)、滋賀県の地場商品を採りあげた楽しい企画、「春は・・・<櫻と地酒と美食> (於:滋賀・海津大崎」、「ゆばづくり体験&ゆば料理」(於・比叡ゆば本舗「ゆば八」・三井寺「風月」)、「おかず屋さんから見たお客様いろいろ」(お惣菜の店「豆藤」)等があります。
また、福井さんはINANNA以外でも幅広く活躍されており、「福祉」、「環境保全」、「高齢社会」、「公共交通」、「地域コミュニティ」、「灯り」をキーワードに、「コミュニティをデザインする」という活動スタイルで、広範囲の活動をされてきました。
大きな転機となったのは1998年、大津市市制百周年記念市民提案イベントでの「大津絵あかり」の企画・運営だそうです。環境保全と地域文化をテーマに、大津の町で琵琶湖産のヨシ紙を利用し、市民参加で大津絵を描いた灯りで町なかを照らしだす、(INANNAでもオプション企画として観に行きました。)この事業がきっかけになり現在も継続してまちなかの活性化事業をされています。その他、2003年からは公共交通を利用して「点から線へ線から面へのまちづくり」を掲げて、京阪石坂線を舞台に駅や電車のギャラリー、「全国から青春メッセージを募集」などの事業も企画され現在も継続されています。
私(中井)が福井さんの事業に直接関わったのは、2000年に大津市の町中の空店舗を活用した、お年寄りの溜り場「町のオアシス」の活動でした。元気なお年寄りの知恵と力を活用し介護予防にもつなげようと企画され、お年寄りの話を記録に残す「いまきいとき隊 ビデオプロジェクト」にもつながりました。その他、琵琶湖を舞台にした紫式部ゆかりの「紫の道事業」等があり、これらには多くの人達が参加・協力して思いもかけぬ展開を見せています。
福井さんのこれらの活動のモットーは「何でも受け入れてみよう(最初から垣根を作らない)、やってみなけりゃわからない、やらずに後悔するよりはやって反省してみよう、風は乗るより起こすもの」であるということですが、これらが福井さんの活動を裏付けているようにおもいます。そして、それらの活動の原動力が「場を与えてもらい、先輩から指導していただいた」と自ら語るINANNAとの関わりから生まれたものであるといえるのではないかと思います。今後の活躍にも期待したいです。    
報告:中井正子