関西支部
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1月例会レポート
更新日:2015年3月2日
 
■開催日:2015年1月16日金   時間14時〜
■場 所:エル・おおさか
■テーマ:これが関西の漫才作家の真実!?
 
新春、年初めの例会にふさわしく、漫才台本作家として活躍されておられる大池昌様のお話でした。
漫才作家って?どんなことをされるの?と思いながら、興味津々でお話が始まりました。
このお仕事をされるきっかけは、昭和30年代から40年代頃、バラエティ番組を見るのが大好きで
その頃からお笑いというのに、興味をもちはじめたそうです。高校に入り、アナウンサー部を務められ、ナレーションの内容をつくられるなど、何か違うおもしろいことを考える学生さんだったそうです。
学校を卒業されてからは、会社員としてお勤めをされながら、漫才作家として、オール阪神、巨人さんの台本を書かれたりして、仕事との二足のわらじで頑張られたそうです。
そうした日々が続いた頃に転勤の話があり、漫才作家としての道を捨て難く、意を決してこの道に入られました。仕事依頼が舞い込んでくる日々を送りながら、秋田實を受賞するなど漫才作家としての地位を築いていかれました。

中田ダイマルラケットさん、捨て丸はるよさんなど、私は知らない漫才師様の名前がでてきて
思わず、講座のあと、YOUTubeで観てしまいました。
中田カウスボタンさんなどの時代の漫才は確かに面白いなと思いました。
演目を考えるには、漫才師の演じ者に合わせた台本作りをされ、その人のやりやすいネタを作り上げていくという、すごい発想とどのようにして湧いてくるのかと思わされました。
何気ない常日頃に目にしたものから、ヒントがあり、そこからどんなオチがつけていけるのかを
日々考えていらっしゃるとのことでした。
昔つかったネタが使えるのではなく、時代時代に反映した内容がやはり、身近に人に共感を与え
笑いにつながっていくそうです。
最近の若手芸人さんは、なかなか大池様のような台本作家さんをつけることは難しく、自分たちで
ネタを研究し、演じられているのですが、笑いのつぼに入る、入らない、売れていくには、厳しい世界なのだな〜と思いました。
でも、こうやって漫才作家さんと共に作り上げていくことが、内容の濃い面白い漫才が見れるのだなあとつくづく思いました。
1分、2分では、なかなか話の内容に深みをつけることは、難しいですが、10分、15分、
30分と時間があると中身の濃いお話が出来ていくようです。

漫才も芸術、劇場で生で体感しその場の臨場感を味わう方が本当に楽しめるとのことでした。
本当にそうだな〜と思いました。
面白い漫才は、時間を忘れて話に吸い込まれていく楽しさがあります。
漫才とコントとの違いは?の質問に、コントはジェスチャーが入り、漫才は言葉だけでの演技。
となると、聞く人に言葉で想像させ、一緒にその話にあたかも主人公になったかのように聞きいってしまうのだなと思いました。
何気に過ごし、楽しませていただいている漫才ですが、全ては構成されているのですね。
そういった、漫才作家さんの思いやプロセスを感じながら演目を見るのも違った面白さがあるのかもしれません。本当に素敵なお話でした。

                                報告  大塚純子